日蓮宗の法号の金額相場は?戒名料をおさえる方法

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戒名

日蓮宗では戒名を『法号』と呼び、その付け方も構成も他の宗派と大きく違います。また、法号を授かるときのお布施(戒名料)の金額にも大きな差があります。ここでは、日蓮宗の法号の付け方の特徴や、戒名料(お布施)の費用や値段・相場をご紹介します。

これをご覧いただければ、あわせて、どこにお願いしたら日蓮宗の法号授与の戒名料をおさえられるのかもお分かりいただけます。


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【日蓮宗とは?】


 (日蓮聖人)

日蓮宗は、鎌倉時代中期に日蓮聖人によって興された仏教の一宗派で、別名、法華宗ともいいます。日蓮聖人が説いた『本尊(大曼荼羅)』・『題目』・『戒壇』を三大秘法としています。

『大曼荼羅(だいまんだら)』とは、『題目』の周囲に仏・菩薩、仏弟子、学僧、インド・中国・日本の神々の名号などを配置したもので、『題目』の下には日蓮上人の花押があります。


(大曼荼羅 佐渡始顕本尊)

『題目』とは、『南無妙法蓮華経』の文句のことで、経典『妙法蓮華経(法華経)』に『南無(帰依する)』ということを意味しています。そして『戒壇』とは、出家者が正式な僧尼となるための戒律を受ける場所を指します。

経典『妙法蓮華経(法華経)』を釈迦の本懐とし、『題目(南無妙法蓮華経)』を唱えることを重視しています。



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【そもそも戒名とは何か?】

『戒(いまし)め』の『名前』と書いて『戒名』というように、戒名は、仏教の『戒律』を守ることを約束した人に授けられる名前であり、仏弟子になった証でもあります。

かつては、出家した僧だけが授かるものでしたが、その後、一般の在家の方も授戒会で戒名を与えられるようになり、さらに今では、多くの方がお亡くなりになときに授かるようになっています。

なお、神道やキリスト教には戒名はなく、神道では『諡(おくりな)』、キリスト教では『洗礼名』がそれにあたります。

お坊さん便
よりそうお坊さん便

【戒名は2文字?】

日常会話で戒名と言う時、一般的には位牌に書かれている名前のことを言いますが、本来、戒名というのは、名前すべてではなくその一部を指すものなのです。

宗派によって若干の違いがありますが、一般的には、位牌やお墓に書かれている名前は『院号』『道号』『戒名』『位号』の4つの部分に分けられます。

文豪・夏目漱石の例で説明します。

夏目漱石は、『文献院古道漱石居士』といいます。このうち、『文献院』の部分を『院号』、『古道』の部分を『道号』、『居士』の部分を『位号』と言い、本来の『戒名』は『漱石』の部分のみなのです。

よく「戒名はランクによって戒名料の値段が違う」という話を聞かれたことがあると思いますが、多くの宗派の戒名料は、『院号』を付けるか付けないか、そして、どんな『位号』にするかによって違ってきます。

*ランクによる戒名の違いについて詳しくはコチラ


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【日蓮宗の戒名の特徴】

日蓮宗は「法号」「日号」


同じ仏教でも多くの宗派は位牌に彫る名前を『戒名』と呼びますが、日蓮宗では、それを『法号』と呼びます。

そして、他の宗派の『戒名』にあたる2文字の部分を『日号』と呼びます。これは『日蓮上人の教え』を尊ぶというところから来ており、日蓮聖人の『日』の字を使います。

また、多くの場合『道号』の部分には、男性なら『法』、女性なら『妙』が用いられます。

例えば、作曲家の中村 八大さんの法号は、『浄奏院永学雄大居士』といいます。

日蓮宗の法号の文字数

多くの宗派では、『院号』がつく場合、男性なら 『○○院□□△△居士』、女性なら『 ○○院□□△△大姉』と9文字になることがほとんどです。しかし、日蓮宗・日蓮正宗の場合、2文字少ない『○○院△△信士』や『○○院△△信女』と7文字になることがあるのが特徴です。(他の宗派と同様に9文字になることもあります。)

さらに、他の宗派で『院号』がつくほどランクが高い戒名の場合、一番最後の『位号』には『信士・信女』ではなく『居士・大姉』を使うのが一般的です。これは、『位号』としては、『居士・大姉』の方が『信士・信女』より格上とされているためです。

しかし、日蓮宗、日蓮正宗では、『信』が重要視されるので、『院号』が付いているにもかかわらず 最後が『居士・大姉』ではなく『信士・信女』になることが多いのも特徴です。

位牌には妙法の冠文字、霊位・位の置字

宗派によって、位牌の戒名の上に『梵字』や『冠文字』を記載します。『梵字』・『冠文字』とは宗派のロゴのようなものです。

日蓮宗の『冠文字』は、題目『南無妙法蓮華経』からとった『妙法』です。これは、必ずしもなければならないわけではありませんが、入れる人の方が比較的多いようです。ご先祖の位牌に合わせるのがよいでしょう。

位牌の戒名の下に書く文字を『置字』といいます。日蓮宗の場合、『置字』には『霊位』と『位』があります。白木位牌の『置字』には『霊位』と書き、四十九日法要で本位牌に移す時『位』に変えます。これは、亡くなった方の魂は四十九日までは『霊』として彷徨っていますが、四十九日を境に『仏』になるということから来ています。やはり、『位』は必ずしもなければならないわけではありませんが、入れる人の方が多いようです。



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【法号(戒名)のランクによる金額の違い】

戒名には『ランク』があり、それが高いほど戒名料(お布施)の金額も高くなるというお話を聞いたことがおありかと思います。この金額の違いを生むのは、戒名全体ではなく『院号』と『位号』の部分です。

院号

『道号』の前に付ける『〇〇院』の部分を『院号』と言います。もともと、『院』は天皇の退位後のお住まいを指します。平安時代の嵯峨天皇が上皇となった後、その御所を『嵯峨院』と称するようになったのが始まりとされています。

初め、『院号』は天皇だけに許されていたのですが、のちに公家や武士なども広く使用するようになりました。とはいえ、『院号』を授かるのは、生前に寺院を建立するほど貢献した人、相当の地位や身分の功労者だけでした。

したがって、『院号』は誰もがつけるものではありませんが、現在では、お寺や宗派、または社会的に大きな貢献をした人も、授かることができるようになっています。一般の人の場合、今では本山に進納することで授かることができるようになっています。その場合、相場よりもかなり高額なお布施が必要になり、宗派によっては100万円ほどになることもあります。

ご先祖に『院』がついていたら、それに合わせて『院号』を授かるのが通常です。

位号

『日号』の後につける部分を『位号』といいます。浄土真宗以外には『位号』があり、『居士・大姉』の方が『信士・信女』より上とされています。

宗派による違いはありますが、一般的に『院号』と『位号』の組み合わせにより、戒名料が高い順に並べるとおおよそ次のようになります。

『信士・信女』ならば戒名料の相場は20万円ほどですが、『院居士・院大姉』となると100万円を超えます。(宗派に違いがあります。)

*『院号』の相場について詳しくはコチラ➡『戒名の院号(院居士・院大姉・院信士・院信女)の料金相場と格安値段

お坊さん便
よりそうお坊さん便

【法号の2つの授かり方と戒名料の値段相場】

戒名や法号というと亡くなってから授かるものと思いがちですが、本来は仏弟子になった証として生前に授かるものです。普通、生きているうちに授かるものを『生前戒名』、亡くなってから授かる戒名を『没後戒名』と呼びます。

法号を授かるときにかかる戒名料(本来はお布施)は、生前に授かるか、没後に授かるかによっても違ってきます。

生前に法号を授かる場合

生前に法号を授かるメリットは、自分で自分の法号を知ることができることです。自身が希望する文字を入れていただくなど、納得のいく法号を授かることができます。

もう一つのメリットは、法号を授かる際のお布施の金額をおさえることができる点です。

「お布施をおさえる」とは、不謹慎な言い方かもしれませんが、法号や戒名を授かるにはまとまった費用が必要になります。実生活においては切実な問題です。それが、生前に法号を授かることによって半額近くまで金額を下げることができます。

なお、生前に法号を授かる場合は、普通、お寺で『授戒式』を受式します。

没後に法号を授かる場合

生前に法名を受けなかった場合、通夜や葬儀でお寺のご住職や僧侶から授かります。

宗派や地域によっても違いますが、一般的に行われているお通夜から葬儀・告別式・火葬場での読経まで2日間にわたってお勤めしていただく場合、戒名料を含めたお布施は、全国平均で47万円ほどです。

それ以外に『御車料』や『御膳料』といった費用が別にかかり、総額で50万円ほどになります。『院号』を授かる場合は、100万円を超えることもあります。(詳しくは「葬儀や法事のお布施の相場はいくら?」をご覧ください。)



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【法号の新しい授かり方】

このように、没後、通夜・葬儀を執り行う際に法号を授かると戒名料を含めたお布施が高額になります。しかし、最近は予め金額を明示して法号を授けてくれるところも出てきました。

授与の方法にはアプリやコンピューターを利用したものもありますが、ここではキチンと僧侶が法号を授けてくれるところに絞って3つご紹介します。

法号を授かる時の注意点

ご紹介する前に、二点だけ注意があります。

ひとつは、菩提寺をお持ちの方は、菩提寺に授けていただくようにしましょう。菩提寺に断りなく、他で法号を授与していただくと、普通、菩提寺にお墓に入ることができなくなります。

なお、菩提寺があっても、自然葬や納骨堂、霊園などを利用し、菩提寺のお墓に入らなくてもいい方は問題ありません。

もう一つは、ランクはなるべくご先祖様の法号に合わせるようにしましょう。具体的な根拠があれば別ですが、ご先祖様に『院号』がついていないのに新たに『院号』を付けるのはご先祖様を超えることになります。逆にご先祖様に『院号』がついているのに『院号』をつけないのもバランスがよくありません。

見栄や金額の問題だけでなく、ご先祖と子孫のことも踏まえて検討するのがよいでしょう。

「小さなお葬式」の「てらくる」



一つ目はテレビCMでおなじみの「小さなお葬式」を運営する「株式会社ユニクエスト」が提供する「てらくる」です。「てらくる」の全てのお坊さんは、「僧籍簿」で僧侶の資格を確認し、さらに寺院の存在もチェックされています。

「てらくる」の戒名料は次の通りです。なお、戒名料はお布施であってサービスの対価ではありませんから、消費税はかかりません。(他の戒名授与も同様です。)

法号 戒名料
一般的 信士・信女 20,000円
院信士・院信女 60,000円
高位 院日信士・院日信女 160,000円
最高位 院居士・院大姉 200,000円

なお、法号授与だけでなく読経も願いする場合は、法号料を含めて次のようになります。お車代とか御膳料は不要です。(いずれも『信士・信女』の場合)

葬儀形式 読経 お布施
火葬式 炉前読経・法号授与 80,000円
一日葬 告別式読経・式中初七日読経・炉前読経・法号授与 110,000円
2日間の通夜・葬儀 通夜式読経・告別式読経・式中初七日読経・炉前読経・法号授与 200,000円

「てらくる」の資料請求・お問い合わせは、公式サイト「全国対応、低価格のシンプルな葬儀【小さなお葬式】」からインターネットや電話でするか、同サイトの最上部「法事・法要」または最下部にある「お坊さんの寺院手配」をクリックします。

「てらくる」についてもっと詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。➡「”小さなお葬式”のお坊さん「てらくる」の価格や質はどう?

「よりそうお葬式」の「お坊さん便」

おぼうさん便
二つ目は、やはり、TVのCMでおなじみの「よりそうお葬式」が提供する「お坊さん便」です。こちらの所属するお坊さんはすべて「僧籍簿」を確認しています。

法号 戒名料
一般的 信士・信女 20,000円
院信士・院信女 60,000円
高位 院日信士・院日信女 160,000円
最高位 院居士・院大姉 200,000円

法号を授かるだけでしたら「小さなお葬式」の「てらくる」と同額です。

法号授与だけでなく読経も願いする場合は、法号授与のお布施に次の料金を加算した金額になります。お車代とか御膳料などを追加で包む必要がありません。

  • 火葬式:35,000円
  • 一日葬:65,000円
  • 2日間の通夜・葬儀:140,000円

例えば、信士・信女の場合は次のようになります。

葬儀形式 読経 お布施
火葬式 炉前読経・法号授与 55,000円
一日葬 告別式読経・式中初七日読経・炉前読経・法号授与 85,000円
2日間の通夜・葬儀 通夜式読経・告別式読経・式中初七日読経・炉前読経・法号授与 160,000円

読経もお願いする場合は、「てらくる」より「お坊さん便」の方がリーズナブルですね。

お坊さん便」もこちらの公式サイトからインターネットや電話で資料請求やお申し込みができます。➡「よりそうお葬式のお坊さん便

お坊さん便」についてもっと詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。➡「よりそうお葬式の四十九日法要は45,000円で出来るか?

「本寿院」

三つ目は、戒名と法要のかけこみ寺本寿院」です。東京都大田区にあるお寺で、天台宗系ですが、ご住職は宗派に関係なく広く門戸を開いている方で、日蓮宗の法号も授けてくださいます。

「お布施よりもまず供養」が本寿院のモットーで、本寿院の最大の特長は、ランクに関係なく戒名授与は3万円とうたっている通り、信士・信女から・院居士・院大姉まですべて一律で3万円でできるところです。

なお、読経もお願いする場合、法号料のほかに以下の金額のお布施になります。

  • 一日葬儀:20万円
  • 2日間の通夜・葬儀:25万円

小さなお葬式」の「てらくる」や「よりそうお葬式」の「お坊さん便」と一番違うところは2つです。

1つ目は、「院号」がついても3万円で授けていただけることです。「てらくる」や「お坊さん便」の場合、「院号」がつくとかなり金額が跳ね上がります。

2つ目は、予めご住職がわかっていることです。「てらくる」や「お坊さん便」の場合だと、先方から連絡が来るまでどこの寺院の何という名前の僧侶かわかりません。それに対して「本寿院」の場合は、寺院もご住職もはっきりわかっていますからより安心です。

(本寿院:三浦尊明住職)

お問い合わせやお申し込みは、インターネットか電話、FAXでできます。➡ 戒名と法要のかけこみ寺「本寿院」

本寿院についてもっと詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。➡「生前戒名が格安3万円でできるお寺サイト

【法号の金額:まとめ】

上記3つの特長を踏まえると、法号を授かる金額をおさえるには次のようになるでしょう。

  • 院信士・院信女・院日信士・院日信女・院居士・院大姉などの『院号』を授かる➡【本寿院
  • 信士・信女を授かり、読経もお願いする➡【お坊さん便
  • 信士・信女を授かり、読経はお願いしない➡【小さなお葬式】の「てらくる」か【お坊さん便

菩提寺の有無、ご先祖様の法号、ご自身の思いを総合的に検討されるのがよいのではないでしょうか。いずれも資料請求は無料ですので、まずは3カ所から資料を集めて比較してみてみましょう。

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